こんなに近くにいるのに

触れ合うことで伝わりあう

そんな束の間の安心だけじゃ

物足りないと俯いた日

これ以上 何が欲しいの?

そう言いたげなあなたの視線に

返す言葉がなかったの

確かに あたし贅沢過ぎたけど

不器用なあなたの想いが解らなくて

不安で泣き出しそうだったのよ

こんなに近くにいるのに

まだ何かを追い求めていた

我侭いっぱいで困らせたけど

今になって ようやく解ったの

あの時のあなたの想い

あれから 二人 時間をかけて

もっともっと近づいたんだね


お題提供:負け戦 『付き合う二人に10のお題』

 POEM: 星野美咲

星野美咲 WEB詩集

Poem Story of Lovely Memory