夢の話(君へ)
寝る前に君の声を聴いたからかな
君の夢を見たんだ
鮮やか過ぎる確かな記憶が
目覚めてもなお 君の残像を見せる
周りの風景は覚えていないんだ
ただ 君がいて
確かに そこに君がいて
温もりさえ感じるほどに
僕を優しく包んでいた
なぜだか僕は泣いていて
君の胸に抱きしめられて
いつもは甘えん坊の君が
やけに大人びて見えたんだ
かっこ悪くて情けない
そんな僕を君は愛しいと言った
君の言葉が頭の中でぐるぐる回る
これは夢の話だけどね
実際の僕はきっと
かっこつけるし意地っ張りだから
簡単に涙を見せたりしないけど
でも 君の声が耳に残ってて
どうにも独りじゃ抱えられない
そんな時が いつかきたら
君に甘えてみてもいいかな
なんて ちょっと思ったりしたんだ
夢のなかでも僕は
君を求めてる
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