2. 君が泣いた日

君はいつも 笑顔だった

太陽に向かって咲き誇る

向日葵みたいな 明るい笑顔で

いつも 僕を癒してくれた


つまらないことで 喧嘩をしたって

文句を言って ふくれながら

君の瞳は 笑っていたから

僕は 随分 助けられたんだ


寂しいと甘えても

悔しいと怒っても

すぐに やさしい微笑みで

僕を包んでくれたんだ


あの日 花屋の店先に

季節外れの ちいさな向日葵を見た僕は

なんだか君を思い出して

柄にもなく 花を買った


君が待ってる いつもの場所で

黙って 黄色い花束を差し出す僕の

手を握り 君はうつむいた


君の頬に おおきな雫

「嬉しい」と ちいさく呟いて

向日葵抱きしめ 泣きだした


あの日 君の涙を初めて見た日

僕は ほんとに 君に恋をした


君の涙に 恋に堕ちた


君が泣いた日

それが 僕の恋愛記念日


あなたが初めて涙を見せたのは いつですか? 


星野美咲 WEB詩集

Poem Story of Lovely Memory