12時のメール

日付が変わる12時ちょうど

携帯鳴らす あなたのメール

「今日 何の日か覚えてる?」

「うん...」

短い会話に ときめく心

少しずつ増えていく二人の記念日

大切な日を迎えるときは

いつもあなたから来てくれるよね

「忘れてなんかいないよ」

そう自慢げに威張るあなたが

可笑しくて 笑っちゃうけど

ほんとは 泣き出しそうなのよ

こんな夜は「おやすみ」の代わりに

「好き」の2文字に想いをこめて

親指で送る あなたへの「ありがとう」


お題提供:負け戦 

POEM: 星野美咲

星野美咲 WEB詩集

Poem Story of Lovely Memory